カクテルのおはなし 2002 10-23
カクテルの歴史

★カクテルは2000年以上の歴史をもつ飲み物だ★

 カクテルの歴史は、語源を探る旅よりはるか太古の昔に足を延ばさなくてはならない。紀元前の古代ローマ帝国時代、人々はワインの水割りを飲んでいたという記録がある。酒に何かをくわえるのがカクテルだとすると、これも確かにカクテルということになる。古代エジプトでも、ビールにハチミツやショウガをくわえて飲んでいた。カクテルには2000年を超える悠久の歴史があるのだ。紀元640年の唐にも、カクテルの歴史が刻まれている。当時、唐ではワインに馬乳をくわえた乳酸飲料が飲まれていたと伝えられている。中世の時代になると、カクテルはヨーロッパを中心に、冬の寒さをしのぐためにホット・ワインとして発達していく。その後、17世紀にいインドでパンチが発明され、それがイギリス人によってヨーロッパに伝わり、カクテルはヨーロッパの社交界に浸透していくことになる。


カクテルのおはなし 2002 05-20

カクテルの歴史

★カクテルの語源 その3★

酒壜にさされた鶏尾説                                        0アメリカの独立戦争時、ニューヨーク市の北にイギリスの植民地エムスフォードという街があった。                                         0そこのバー『四角軒』の女性経営者ベティー・フラナガンが、独立軍の兵士を元気付けるため、敵をサポートする大地主の家の見事な尾を持つ雄鶏を盗みだし、ローストチキンとして酒とともに兵士たちにふるまった。
 兵士たちが酒のおかわりを頼もうとしてバックバーを見たところ、ミックスされた酒のビンにその雄鶏の尾がさしてあった。
 チキンの出所を知った兵士たちは「カクテル万歳」と叫び、以後ミックス・ドリンクをカクテルとよぶようになったという。                                                                   


カクテルのおはなし 2001 09-29
カクテルの歴史

★カクテルの語源 その2★

ハンサム君を歓迎したシャモのシッポ                                   18世紀のボストン説によれば、ある老人が大切に飼っていた鶏を逃がしてしまい、これを見つけた男には、美人の娘との結婚を許すということを宣言しました。その鶏を騎兵士官が見つけ、美人の娘と結婚することが決まりました。結婚式の日、その老人はうれしさのあまり、まわりにあった酒を全部混ぜてしまいました。するとその飲み物が、これまでにないような美味しさで、それに因んでカクテルと名づけたという話。


カクテルのおはなし 2001 07-7
カクテルの歴史

 カクテルは、英語でCocktailと綴ります。
 日本語に直訳すると「混合酒」。 いろんな酒やジュース、シロップ、香辛料などを混ぜ合わせた飲み物という意味ですが、狭義にはさまざまなお酒をベースに、リキュール、シロップ、ジュース、フルーツ、香辛料などを加えてミックスした飲み物を指します。
 では、この飲み物を、なぜカクテルというようになったのでしょうか。
 この語源についてはさまざまな説が入り乱れ、決め手がありません。もっともらしい話がたくさん伝わる中で今回はその1つを紹介します。

★ カクテルの語源 その1★

少年の使ったオンドリノのシッポ
 昔、メキシコのカンペチャという港町にイギリスの船が入港すると、船員たちが上陸して町のバーに入りました。
  と、そこのカウンターの中で、少年が木の枝を使って美味しそうなミックス・ドリンクを作っていました。当時のイギリス人は、お酒というものをストレートでしか飲みませんでしたから、その飲み物がとても新鮮に映り、少年に「それは何か?」と尋ねました。少年は、木の枝のことを聞かれているものと勘違いをして、「これはコーラ・デ・カジョ
(Cola de Gallo‘スペイン語で“オクントリのしっぽ”の意)」と答えました。木の枝の格好がとてもオンドリのシッポに似ていたので、シャレてこう答えたのです。
 「コーラ・デ・ガジョ」を英語にすると「テール・オブ・コック」となるため、やがてイギリスでミックス・ドリンクスのことを「テール・オブ・コック」略して「カクテル」と呼ぶようになりました。

 次回は、★カクテルの語源 
その2★ ハンサム君を歓迎したシャモのシッポ です、ご期待ください。


他のおつまみ  
カクテルの歴史 その1 2001-8-3日掲載
2001(C) 社団法人日本バーテンダー協会 岐阜支部
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